腹部超音波検査について
腹部超音波検査では、肝臓、胆嚢・胆管、膵臓、脾臓、腎臓、腹部大動脈などの臓器を主な対象として検査を行います。
腹部超音波検査は、消化管ガスの存在等の検査条件により正確な診断ができない(特に膵臓)場合もありますので、必要に応じてCT・MRIなどの検査をしたほうがよいと判断される場合には、精密検査が可能な病院との連携をとり紹介させていただきます。
超音波検査を受けられる方へ
- 検査を受ける方は、検査の約4時間前から食事をお控えください。
午前検査の場合は朝食をとらないでください。
午後検査の場合は朝食を軽めにとり、昼食はとならいでください。 - 検査当日は、予約時間の1時間前までお水またはお茶でしたら飲んでも結構です。
- 薬は医師の指示がない限り、服用して結構です。
- 検査前(2時間前)はできるだけ排尿しないでください。
腹部超音波検査の流れ
- 1. 検査の前
- 身体と機器の密着度を上げ、超音波の通りをよくするためのゼリーを付けます。
不快感がある方もいらっしゃいますが、腹部の各臓器の状態を把握するための検査であるため、ご理解とご協力をお願いします。 - 2. 検査中
- 消化管に溜まったガスなどを減らして臓器の位置を見やすくするため、息を吸ったり、吐いたり、息を止めていただくことがあります。
検査中は、観察しやすくするためお腹をプロープで押さえることがありますが、その際に痛みがある場合は、すぐに申し出てください。 - 3. 検査終了
- 検査の時間は概ね10分で終了します。